徘徊防止・対策グッズを活用する
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ケース別に紹介
徘徊防止・対策グッズを有効活用しましょう。まずは、購入する前に本人の徘徊の特徴を把握しておくことで、どういったグッズが必要なのかが見えてきます。徘徊するタイミングや行動パターンに応じて、使用するグッズを選んでください。
人感センサー
日中、目を離した隙に外出する場合は、人の動きに反応して通知してくれるグッズがおすすめです。常に見守ることが難しく、介護者が別の作業をしている時に徘徊の恐れがある場合は、人感センサーを活用してください。設置した場所に人が通った際にセンサーが反応して通知してくれます。送信機と受信機がセットになっているものが多く、送信機は動きを感知したい場所に、受信機は介護者が確認できる場所に設置します。設置場所は玄関や窓などが一般的ですが、ベッドの下に設置するタイプもあります。音が大きすぎると高齢者を驚かせてしまう可能性があるので、ボリュームには注意しましょう。
徘徊防止鍵
夜間の徘徊が見られる際は、特に注意が必要です。認知症の高齢者は夜であることを認識していない場合も多く、暗い道路を徘徊することで交通事故に遭うリスクが高まります。また、見通しが悪いので道に迷いやすくなります。日中であれば人感センサーでも十分ですが、夜間だと介護者が気付けないケースも考えられます。また、アラームが眠りの妨げになることも考えられます。そのため、夜間の徘徊が見られるケースでは、徘徊防止鍵がおすすめです。玄関のドアに取り付けるもので、内側から開けられないようします。ほとんどのドアに対応していて、取り付けは専門の作業員が行ってくれます。ただし、使用は夜間のみ、あるいは介護者の目が届く範囲に限られます。なお、このグッズは徘徊防止だけでなく、空き巣対策にも効果があります。
無線式捜索装置
一緒に行動している時に徘徊してしまうこともあります。付き添いの介護者が別の作業や会話をしている時に、見失ってしまうケースです。その場合は、認知症の高齢者と介護者が離れた際に通知してくれる無線式捜索装置を使用してください。無線式捜索装置は、設定した範囲から子機を持った人が離れると警報音が鳴るグッズです。警報音が鳴る距離については、こちらで設定できます。一緒に外出する際に役立つグッズで、多くの現場で導入されています。
まとめ
上記で紹介したグッズ以外にも、様々なものがあります。例えば、GPSが付いた端末を認知症の高齢者に装着することで位置を確認できるサービスなど、その種類は多岐に渡ります。以下に、徘徊防止・対策グッズを販売しているサイトを紹介するので、こちらも参考にしてください。