徘徊とは?非常に危険な症状
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認知症の高齢者は徘徊によって行方不明になるリスクが高く、その数は年々増えています。行方不明から5日間以上経過した場合の生存率はほぼ0%です。日頃から徘徊防止に向けた取り組みを徹底しなければなりません。
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徘徊には様々なリスクが伴います。交通事故や怪我、体調不良などにより、最悪の場合命を落とすこともあります。徘徊が発生しやすいのは高齢者の身体活動が活発な日中で、玄関や窓などの場所では特に注意が必要です。
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徘徊の原因は本人の身体的、心理的な理由で発生します。また、認知症の中核症状が直接的な原因であるケースも少なくありません。介護施設を利用し始めの頃は、環境の変化によるストレスで徘徊をしてしまうこともあります。
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徘徊の原因の1つである認知症にはいくつかの種類があります。最も多いのはアルツハイマー型認知症で、全体の67.8%を占めています。その他には、脳血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症があります。